目元の皮膚が垂れ下がっていることが原因で、まぶたを動かすのが難しいと感じた際には医療機関で検査を受けてください。
クリニックで眼瞼下垂だと診断された際には、保険で行う眼瞼下垂の治療で悩みに対処できる可能性があります。
生まれつきの眼瞼下垂に悩んでいる人だけでなく、コンタクトレンズを長期的に装着していたことが原因で眼瞼下垂になっている時や、加齢による眼瞼下垂も保険が適用される対象です。
皮膚のたるみや眼瞼挙筋の異常などの原因に合わせて治療法は変化しますが、大半の治療法が保険が適用される対象となっているので、金銭的な負担を心配せずに悩みに対処できます。
たるみが大きすぎて目を開けるのが難しくて、まぶたが重いと感じる時にも治療を受けなければいけません。顔の見た目を良くするためだけに眼瞼下垂の治療を受ける時には、保険が適用されない点には注意が必要です。
上まぶたが瞳孔を8割塞いでしまうほど、まぶたが垂れ下がっている時に眼瞼下垂と診断されます。目を開いているのに前にあるものが見えにくいと感じた段階で、医療機関に相談して詳しい検査を受けるのが理想的です。
進行具合には軽度と中度と重度があり、中度から重度の段階なら保険が適用されることが多く、たるみを取り除く手術を受けられます。
加齢が原因で眼瞼下垂が悪化している時の治療
人間は年齢を重ねると顔についている肉が垂れ下がってくるもので、
顔の筋肉が弱ることで皮膚を支える力が失われていきます。
まぶたの皮膚を支える力が弱ると、目を開けているつもりなのに皮膚が視界を覆ってしまい、目の前が見えなくなるのが眼瞼下垂の症状の一つです。年齢が60代以上を迎えた人が眼瞼下垂を発症することも多く、現代の医療技術なら加齢による眼瞼下垂症も治療できます。
垂れ下がった皮膚を取り除く余剰皮膚切除術という治療法は、睫毛を押し下げていた余計なたるみを取り除くことが可能です。皮膚にメスを入れる必要はありますが、出血量も少なくて傷跡も目立ちにくいので、美容を気にする人でも安心して手術を受けられます。
腱膜を瞼板に縫い合わせる挙筋前転術という治療法もあり、細くて強度のある糸を通すだけで目元のたるみを解消できるので、皮膚にメスを入れたくない方々にもおすすめです。
上眼瞼挙筋の機能が弱っていて、挙筋前転術で対処が難しい時には前頭筋吊り上げ術という治療法を選べます。
特殊な糸を使って瞼板と額を繋ぎ合わせることで、たるみを取り除いて目蓋をスムーズに開けられるのが、前頭筋吊り上げ術を選ぶ利点です。